【ANSWER】
私たちの生活は、住まい(住宅)によって守られているといえます。
そして、その住まいを構成している【屋根】や【外壁】を雨や紫外線から更に守っているのが、厚さ1mm
にも満たない薄い塗膜です。
この塗膜には寿命(耐用年数)があり、新築時に使用されている塗料で5~6年、現在新しく開発されている
フッ素樹脂塗料でも15年前後といえます。
これに対し日本の住宅(木造建築)の平均寿命はおおよそ30年。
住宅建材を保護している塗膜が劣化し痛んでしまうと屋根材や外壁材などが直接雨や紫外線を受けてしまう
ことなり、住まいの構造体の劣化や雨漏りの要因ともなってしまいます。
そのため、住まいを守っていくためには、住宅の一生(およそ30年)の間に2~3回、表層の塗膜の寿命に応じて屋根材や外壁材の「塗り替え」が必要となってくるのです。
また、この塗り替えによって、新しく色彩を変えることが出来ます。
単に建物を保護するだけではなく、外壁や屋根の他、バルコニー廻りや玄関周りなどをお好きな色でメイク
アップすることにより、住まいに新しい付加価値を与えること可能です。
【ANSWER】
まず、既存の外壁素材がモルタル面とサイディング面の価格について、
同じ工法(塗り方)で同じ材料を使用する場合は同じ価格(単価)となります。
既存の外壁素材がサイデイングの場合、モルタル面で一般的に使用する「シーラー」や「フィラー」等では
なく、相対的に密着力が強く、サイディング目地のブリードを抑制する機能のあるエポキシ系の専用下塗り材を使用する場合は、材料の価格に応じて施工価格(㎡単価)も高額になります。
次にサイディング面に使用されているシーリング材についてですが、先に結論を申し上げますと、必ずしも
新しいものに変える必要はありません。
サイディング面のシーリング処理に関しましては、以下の2種類があります。
●既存のシーリング材を撤去し新しいものに打ち替える「打ち替え工法」
●既存のシーリング材は残しその上から新しいシーリング「打ち増し工法」
一般的には、以上の2つの工法は以下のように「現況」によって選択されます。
■比較的新しく弾力性の残っているシーリング部分や、「打ち増し」を行ってもシーリングの厚みが確保できる場合には、既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を打つ「打ち増し工法」
■劣化が進み弾力性が残っていない場合や、打ち増しによって厚みが確保できない場合は、既存のシーリング材を撤去し新しいシーリング材に打ち替える「打ち替え工法」
尚、シーリング材の「厚み」が確保できるか否かによって工法が別れるのは、シーリング材は「厚み」が確保できてはじめて、その機能(耐久性)を発揮できるためです。
以上のように単に築年数で判断するのではなく、現場の状況によって処理工法が異なってまいります。
【ANSWER】
塗料メーカー各社のカタログには、必ずと言っていい程、施工上の注意事項として下記のような項目が記載
されております。
●気温が5℃以下、湿度が85%以上の場合、塗膜の乾燥過程で種々の欠陥を生じる場合がありますので
塗装を避けて下さい。
●降雨、降雪のおそれのある場合は塗装を避けて下さい。
関東地方では、降雪の多い北国と異なり上記の事項を注意しさえすれば、1年中施工できると言えます。
但し、1月、2月のように平均気温の低い月では、晴れていても塗装しない方が良い日がありますし、梅雨
時期や9月などは降水量も多く、晴れていれば2週間程度で完了予定の工期が、1ヶ月程かかってしまう場合もあります。
また、真夏のような日は塗装時における養生メッシュシートや窓がビニール養生されることに非常に圧迫感を感じられる方も多いことでしょう。
上記のことから、塗装の最適な季節が、温かく、降水量も落ち着いた春か秋といわれるゆえんとなります。
では、上記内容を削除法にて、塗装に最適な月を割り出してみますと、
●1月、2月は気温が低く晴れていても塗装できない日があり工期が延びてしまう可能性が高い。
●6月、7月、9月、10月は雨の日が多く、塗装できない日があり、工期が延びてしまう可能性が高い。
●8月は暑く塗り替え時の養生や足場の養生シートにより圧迫感や不快感を感じやすい。
上記のことから、
3月、4月、5月、11月、12月が塗り替えに最適な時期と言うことが出来ます。
但し、繰り返しとなってしまいますが、他の月が、予定よりも工期が延びてしまう可能が高かったり、施工中圧迫感を感じてしまう可能性が高いということで、塗装できない月と言う訳ではありません。
余談となってしまいますが、 春や秋は工事が集中してしまいがちになりますので、どうしてもと言われる方は、早めに予約を入れてもらったりすることや、工期が長くなることなどを理解することで梅雨時期でも良いと思われる方は、他の部分(価格や塗装仕様等)でサービスしてもらうことも賢い依頼法と言えるかもしれません。
【ANSWER】
塗料は、塗料メーカー各社から、たくさんの種類が出ており、商品によって費用も変わってきます。
弊社では、現場の状態やお客様のご希望、ご予算に合わせて塗料を吟味し、ご提案させていただいています。
ご相談しながら最適な塗料を決めていきましょう。
【ANSWER】
弊社では、数多くのカラーをご用意していますので、どのようなご要望にもお応えできます。
仕上がり後をイメージしやすいカラーシミュレーションも行っていますので、お気軽にお申し付けください。
【ANSWER】
遮熱塗料で塗り替えても温度は常に一定に下がるわけではありません。それは、太陽の角度や風の強さ、屋根の素材や色、換気やエアコンなど、様々な要素が室内の温度に影響を与えているからです。
効果を最大限に発揮するためには、日射反射率が高い色相を選ぶようにしましょう。同時に、地域との調和に配慮するようにしましょう。
【ANSWER】
同じような効果があるように見えますが、実は意味あいが違います。太陽熱高反射は、太陽の光エネルギーを鏡のように反射することで、熱を発生しにくくする技術のこと。いっぽう断熱は、断熱材を布団のように分厚くして、熱を伝わりにくくする働きをもちます。ですから太陽熱高反射塗料に保温効果はありません。断熱材には、表面温度の上昇を抑制する効果(ヒートアイランド対策)はありません。
【ANSWER】
夏の日射エネルギーを最大1000W/㎡とすると、例えば日射反射率50%の塗料の場合、500W/㎡の熱エネルギーを受け取ります。しかし、冬の日射は最大でも400W/㎡程度なので、受け取る熱エネルギーは200W/㎡。年間で考えると夏に500W/㎡分お得で、冬に200W/㎡分損をしていることになるため、差し引き300W/㎡分おトクです。
(分かりやすさのために単純化しています)
このとき大切なことは、損得とは別に、環境貢献できることです。年間を通して日射エネルギーの50%分を熱にかえないことで、ヒートアイランド対策や地球温暖化対策に貢献することができます。屋根ひとつだけでできる貢献は小さいかもしれません。でも、もしも町全体・日本全体の屋根で日射反射率が向上したら、その効果は決して小さなものではありません。せっかく屋根を好きな色でキレイに塗り替えるなら、日射反射率の高い遮熱塗料で塗り替えて、ココロも気持ちよくキレイになれたらいいですね!
【ANSWER】
夏、部屋の温度が上がるのは、外から部屋に熱が伝わって入ってくるからです。
中に入ってくる熱の原因は主に、太陽から直接受け取る熱と、外気温から伝わってくる熱があります。
遮熱塗料は、太陽光が熱にかわるのを抑える機能を持つので、前者の影響を小さくすることができます。
しかしQ2のように、遮熱塗料には保温・断熱効果がないため、外気温から伝わってくる熱を抑える効果は
ありません。
そのため、クーラーがいらなくなるわけではありませんが、クーラーの負担を小さくすることができます。
【ANSWER】
遮熱した効果は、塗装した屋根の直下の部屋で感じ取ることができます。
しかし、屋根の表面温度が最大で10℃下がったとした場合でも、その部屋で何℃下がるのか?どのくらい
効果を感じるか?は、その家が持つ断熱性能によってかなり違いが出ます。
断熱性能が高い家では、断熱性能が低い家とくらべて、もともと外から部屋に入ってくる熱がとても少ない
状態(外部の熱環境の影響を受けにくい状態)にあるため、室内では遮熱した効果が出にくくなります。
家の断熱性能は、壁の中に入っている断熱材の厚さ(何センチか?)や気密性、木造か鉄骨造かコンクリート造かなど、その家の構造によって違います。
体感効果としては、天井の表面温度が下がることで、実際の室温低下以上に感じられる場合もあります(体感温度の感じ方には個人差があります)。